雑記 藤沢周平 藤沢周平記念館に行く この春に出来たばかりの鶴岡市立藤沢周平記念館に行ってみる。 開館したというニュースを聞いたときから「行かなくちゃ」と思っていた。 場所は鶴岡市のほぼ中心部、彼が描く小説に登場する海坂藩のモデルとなった庄内藩のお城の跡地、鶴岡公園にある。 建物の設計は鶴岡の隣町の酒田市にある東北公益文科大学大学院教授の高谷時彦。 訪ねた... 2010年6月26日 十六夜亭
小説 吉田修一 『横道世之介』吉田修一 吉田修一の『横道世之介』です。 なんか、笑えて泣けました。 読み終えて、思い出されるのは2001年の1月に山手線の新大久保駅で実際に起きた痛ましい人身事故。 泥酔した男性がプラットホームから転落。 落ちた男性を救助しようとして、線路に飛び降りた日本人カメラマンと韓国人留学生が進入してきた電車にはねられ三人とも亡くなった... 2010年5月28日 十六夜亭
小説 新田次郎『劒岳―点の記』 映画化されて話題 新田次郎の「劒岳―点の記」です。 最近公開された映画『劒岳―点の記』が話題になっているのに触発されて読んでみました。 新田次郎は久しぶりです。 高校生の頃、夢中で読んだ 彼の作品は高... 2009年7月12日 十六夜亭
歴史・時代小説 飯嶋和一 『出星前夜』飯嶋和一 真面目で骨太で硬派な時代小説です。 前作の「黄金旅風」同様こちらも装丁が美しい。 物語は第一部と第二部に分かれ、600ページを超えるなかなか長い小説です。 舞台は島原の乱。 しかし、主人公は天草四郎で... 2009年6月23日 十六夜亭
小説 村上春樹 『1Q84』村上春樹 待望の村上春樹の『1Q84』だ。 最初の数ページを読んだところで「もう、古き良き時代の村上春樹じゃないんだなぁ」と思った。 まあ、自分にとっての村上春樹の全盛は、大学生の頃に読んだ『羊をめぐる冒険』や『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』あたりのわけだが…。 しかし、読み進むにつれ、最近の彼の作品では最も、自分... 2009年5月31日 十六夜亭
ミステリー 翻訳 『ユダヤ警官同盟』マイケル・シェイボン マイケル・シェイボンの『ユダヤ警官同盟』です。 翻訳は黒原敏行。 発行は2009年5月。 帯にやられたという感じである。 帯には「とてつもないミステリ、上陸。今年度ナンバー1注目作!」とある。 おまけにヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞という海外のSFの主な賞を総なめの上、エドガー賞長篇賞、ハメット賞最終候補というこ... 2009年5月20日 十六夜亭
小説 池上司『ミッドウェイの刺客』 池上司、お得意の潜水艦モノです。 今、潜水艦を舞台にした小説を描かせたら福井敏晴と、この作家が双璧ではないでしょうか? 舞台は太平洋戦争さなかの昭和17年6月5日から7日にかけて行われたミッドウェイ沖... 2009年5月11日 十六夜亭
漫画 浦沢直樹『20世紀少年』 浦沢直樹の『20世紀少年』です。 ビッグコミックスピリッツに7年間連載されたマンガです。 小学館漫画賞をはじめ数多くのマンガの賞を受賞ました。 映画にもなりました。 というか三部作の映画で、現在も最後の第三部を製作中のはずです。 全22巻のほかに、続編の『21世紀少年』は上・下巻の2巻があります。 おかげでゴールデンウ... 2009年5月10日 十六夜亭
雑記 太宰治の生家「斜陽館」を訪ねる - 2009年5月 斜陽館のみなら500円で観ることできる。玄関を入ると奥行きのある広い土間がある。土間から靴をビニールの買い物袋に入れて室内に上がる。部屋数は多いし、和室の襖の絵や洋室に置いてある椅子やテーブルなどの調度の一つひとつが立派である。土間の奥には... 2009年5月4日 十六夜亭
雑記 寺山修司記念館を観る 寺山修司記念館へ到着したのは10時過ぎ。記念館は三沢市民の森という小川原湖の湖畔にひっそりと建っている。辺りは林に包まれた、本当に「ひっそりと」という言葉が似合いすぎるぐらい静かな空間。目を引くのはガウディの建築物のような装飾を施した建物... 2009年5月3日 十六夜亭
小説 万城目学 『鹿男あをによし』万城目学 万城目学の『鹿男あをによし』です。 昨年、フジテレビでドラマになったので知っている人も多いと思います。 主人公の女子高に赴任になった教師は玉木宏が演じました。 物語は不器用な青年教師の“おれ”が奈良にある女子高に赴任するところから始まる。 その不器用な性格ゆえ生徒ともなかなかなじめなかったおれは、ある日、奈良公園の鹿か... 2009年4月23日 十六夜亭
ミステリー 今野敏『隠蔽捜査』 今野敏の『隠蔽捜査』です。 なかなか、よい、警察小説です。 ページ数もコンパクトでテンポもよい。 ちょっと、主人公と彼の妻の生き方に感動しました。 主人公は警察庁長官官房総務課課長の竜崎伸也。 いわゆるキャリアといわれる警察官僚です。 物語は凶悪な犯罪を起こしたにもかかわらず少年だったため刑が軽くて出所した人物たちが次... 2009年4月21日 十六夜亭
小説 『家日和』奥田英朗 奥田英朗の『家日和』である。 6編を収めた短編集で第20回柴田錬三郎賞を受賞した。 作品全体を覆うのは、フフフというような軽妙なユーモアである。 そして、ちょっと、ホロっとする。 著者の作品には、伊良部という精神科医が登場する『イン・ザ・プール』や『空中ブランコ』という短編集があるのだが、むかし図書館でクックッと笑い声... 2009年4月9日 十六夜亭