小説村上春樹短編集 『一人称単数』村上春樹 村上春樹の『一人称単数』です。 6年ぶりの短編集だそうです。 個人的には「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」と「品川猿」という作品あたりが好きかな。 以下、収められている作品の感想を簡単に…。 石のまくらに 作中でその昔、主人公と寝たという若い女性の短歌がいくつか紹介されている。 決してうまいと... 2020年9月7日 十六夜亭
エッセー村上春樹 『猫を棄てる』村上春樹 村上春樹の『猫を棄てる 父親について語るとき』です。 文藝春秋の2019年6月号に掲載されたエッセイを本にまとめたもの。 文藝春秋に掲載された当時、図書館でチラ読みしましたが、改めて読んでみました。 これ自体、挿絵のページが多かったりする100ページほどの小さなもので、さっくりと読めてしまいます。 内容は著者の生い立ち... 2020年4月29日 十六夜亭
小説村上春樹 『騎士団長殺し』村上春樹 村上春樹の『騎士団長殺し』である。 作品は「第1部 顕れるイデア編」と「第2部 遷ろうメタファー編」の2巻で構成される。 読みごたえはあった。 途中で、飽きるということもなかった。 というか「なかなか... 2017年5月14日 十六夜亭
小説村上春樹 『海辺のカフカ』村上春樹 村上春樹の『海辺のカフカ』である。14年ほど積読 新刊が出た当初に購入して最初の数ページを読み、以来、あいだが空いてしまい、なぜか読む機会もなく、これまでず~っと積読になっていた。 本書は2002年の9月発行なので、つまり、14年ほど積読になっていた... 2016年11月1日 十六夜亭
小説村上春樹短編集 『女のいない男たち』村上春樹 久しぶりに読む村上春樹の短編集である。 タイトルは『女のいない男たち』。 初期の短編のような余白をイメージさせるスカスカな感じがなく(このあたりが、心地よかった)、密度が濃い文章はポップさが影を潜めた... 2014年10月26日 十六夜亭
小説村上春樹 『1Q84』村上春樹 待望の村上春樹の『1Q84』だ。 最初の数ページを読んだところで「もう、古き良き時代の村上春樹じゃないんだなぁ」と思った。 まあ、自分にとっての村上春樹の全盛は、大学生の頃に読んだ『羊をめぐる冒険』や『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』あたりのわけだが…。 しかし、読み進むにつれ、最近の彼の作品では最も、自分... 2009年5月31日 十六夜亭
雑記村上春樹 ノーベル文学賞、村上春樹氏が栄誉なるか!? 今日のニュースで村上春樹がノーベル文学賞の候補になっていることを知った。 『ノルウェイの森』がベストセラーになって以降、恥ずかしくて大っぴらには云えないのだが、かくいう私も村上春樹の愛読者の一人です。 ただし、小説とエッセイに限っての話ですが…。 オウム事件を扱った一連のノンフィクションは、どうしても触手が伸びず、いま... 2006年10月12日 十六夜亭