アンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』である。 翻訳は小野田和子。 以前からAMAZON等で評判になっているのを知り、いつか読んでみたいと思っていた。 しかし、仕事のあるウィークディはその気になれず、お盆休み前に地元の図書館にいったところ運よく本作が置いてあり、この休み中に読み終えることができた。 正直...
SFの記事一覧
ジョージ・オーウェルの『一九八四年』を読んでみました 翻訳は高橋和久の新装版。 ディストピア小説のマスターピースとして知られる作品ですが、初めて手にしたのは高校生の頃だったような記憶があります。 確か、当時は純粋なSFとして手に取りました。 以来、何度かトライしたのですが、どうにも、つまらない。 そんなわけで、途中で挫...
佐藤究(きわむ)の『Ank: a mirroring ape(アンク: ア・ミラーリング・エイプ)』です。 やー、スゴイ。 なんか、今どきといった感じの小説ですね。 最初は今どきのSF小説特有のとっつきにくさを感じた。 わかる人だけわかってくれればイイ的な。 また、物語を構成するセクションが細かく、各セクションの時間軸...
筒井康隆の『旅のラゴス』です。 「本読みが選ぶ…」といったような、どこかの書評サイトで評価が高かったので手に取ってみました。 読み終えて「いい小説だなぁ」と思った一方で、なんか、つかみどころがないなぁと。 何ともいえない浮遊感のある不思議な小説です。 展開は、まるでロールプレイングゲームのよう。 だけど、ラストまで読め...
恒川光太郎(つねかわこうたろう)の『金色機械』です。 初めて読む作家の小説です。 図書館で『金色機械』という、摩訶不思議なタイトルが目にとまり、パラパラめくってみたら時代小説のような内容だったので、“機械と時代小説”というギャップにひかれ借りてみました。 アイディアが秀逸で、なかなか、面白かったです。 時間軸が過去へさ...
劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)の『三体』です。 翻訳は大森望、光吉さくら、ワン チャイ。 そして、監修が立原透耶。 翻訳者3人、ほかに監修がいるってすごいね! 今年の夏ぐらいから話題になっていて、こりゃあ、読んでみた方がイイかなと思って手に取ってみたわけです。 作者の劉慈欣は1963年生まれの中国のSF作家。...
藤井太洋の『オービタル・クラウド』です。本作は第35回日本SF大賞、第46回星雲賞日本長編部門、ベストSF2014国内篇第1位と...
アメリカを代表する人気ベストセラー作家、スティーヴン・キングの『アンダー・ザ・ドーム』である。 向こうのテレビドラマになったこともあり、以前から興味はあったのだが上下巻で1400ページ(しかも上下2段...
高野和明の『ジェノサイド』である。 なかなか文庫化もされず、ずっと図書館で探していたので県立図書館でたまたま見つけたときはラッキーと思った。 2012年本屋大賞2位。 第2回山田風太郎賞、第65回日本...
モリミーといわれる森見登美彦の『ペンギン・ハイウェイ』です。2010年の「日本SF大賞」受賞作。とはいえ、本作をSFといってしまうのはどうなのか、ちょと迷うところ。どちらかといえば、ファンタジーではないのか...
石黒耀の『昼は雲の柱』という長編小説です。 先日、読んだ『死都日本』が、すごくイイ出来だったので、その勢いを借りて今月は石黒耀の小説ばかり読んでいます。 中身は火山によるカタストロフィーシミュレーショ...
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