雑記 石巻市の『石ノ森萬画館』に行ってきました 以前から、ちょっとだけ気になっていた石巻市にある石ノ森萬画館に行ってきた。 漫画家の石ノ森章太郎を記念して建てられた漫画ミュージアムである。 当初は石巻市出身だから、記念して建てられたのだろうなぐらいに思っていたのだが、調べてみると石ノ森の出身は宮城県の登米市である。 では、なぜ石巻市なのだろう? 石ノ森は学生時代に現... 2008年4月5日 十六夜亭
ミステリー 翻訳 『ウォッチメイカー』ジェフリー・ディーヴァー ジェフリー・ディーヴァーの『ウォッチメイカー』です。 2008年度の『このミステリーがすごい』の海外部門で第1位になった作品です。 主人公のリンカーン・ライムは脊髄損傷のため両手両足が麻痺しているとい... 2008年3月20日 十六夜亭
歴史・時代小説 司馬遼太郎 『世に棲む日日』司馬遼太郎 司馬遼太郎の『世に棲む日日』である。吉田松陰と高杉晋作の生き方にを描いた物語である。司馬遼太郎のエッセイを読んでかねてから心に残る言葉があった。「吉田松陰の母親のお滝は自分の孫に『松蔭叔父のようにおなり』と... 2008年2月17日 十六夜亭
漫画 『鉄コン筋クリート』松本大洋 今更ながら松本大洋の「鉄コン筋クリート」です。 コントラストの強い絵は個性的で、スピード感のある構成と暴力のもつ悲しさを感じさせる展開は文学的ともいえます。 先日、DVDで「鉄コン筋クリート」を観たこ... 2008年1月26日 十六夜亭
ファンタジー 上橋菜穂子 『精霊の守り人』上橋菜穂子 上橋菜穂子の『精霊の守り人』です。 本屋さんのポップにあった「ダ・ヴィンチ文庫ランキング1位決定!」「本の雑誌が選ぶ2007年文庫ベスト1決定!」という惹句と著者の文化人類学者というプロフィールにそそられ買ってみました。 面白いです! 一気、読みです! 内容は、いわゆるファンタジーです。 ファンタジーというとホビットや... 2008年1月19日 十六夜亭
ノンフィクション 新書 『生物と無生物のあいだ』福岡伸一 福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』である。サントリー学芸賞受賞作。遠浅の海辺。砂丘が穏やかな弓形に広がる。海を渡ってくる風が強い。空が海に溶け、海が陸地に接する場所には、生命の謎を解く何らかの破片が... 2008年1月7日 十六夜亭
SF 『スカイ・クロラ』森 博嗣 すべてを語ることのない静かな詩のような小説です。 翻訳された小説のような文体。 ちょっと奇抜で誇張された比喩。 主人公は葛藤を抱えた世を拗ねたような少年。 各章の冒頭に序文があって、それがサリンジャー... 2007年11月10日 十六夜亭
歴史・時代小説 『卵のふわふわ』宇江佐真理 宇江佐真理の『卵のふわふわ -八丁堀喰い物草子・江戸前でもなし-』です。タイトルに惹かれて手にとりました。読みきりの短編が集まって一編の長編を成すような小説です。各短編のタイトルをよくみると「秘伝... 2007年10月13日 十六夜亭
歴史・時代小説 藤沢周平 『海鳴り』藤沢周平 藤沢周平の『海鳴り』です。 著者の作品は何冊も読んでいますが、彼の作品の中ではめずらしく暝い小説です。 主人公は老齢に指しかかった商人という市井の人です。 この主人公が引き起こす不倫の話を軸にした人情話のような恋愛小説です。 こうした、不義というか不倫の小説を読むにつけ思うのは「人の心に戸はたてられないなぁ」ということ... 2007年9月14日 十六夜亭
ミステリー 『破裂』久坂部羊 久坂部羊の『破裂』である。 いわゆる医療ミステリー。 文章も読みやすく、エンターテイメント性もあり読み応えは十分。 とはいえ、高齢化社会や医療裁判、尊厳死、医大のシステムといった多くの社会問題を読者に投げかける。 今の超高齢化といわれる日本の現実を思うとある意味、非常に示唆に富んだ、ちょっと怖い小説である。 映画監督で... 2007年9月5日 十六夜亭
小説 青春小説森見登美彦 『太陽の塔』森見登美彦 森見登美彦の『太陽の塔』です。 パワフルでポップで疾走感のある文体。 文章もユニークだけど、どこか格調の高さを感じさせる。 初めて読む作家ですが、妙にそそられ、クセになりそうでなりそうです。 京都大学... 2007年7月13日 十六夜亭
小説 傑作本屋大賞青春小説 『一瞬の風になれ』佐藤多佳子 佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』です。第28回(2007年) 吉川英治文学新人賞受賞、第4回(2007年) 本屋大賞を受賞した傑作です。まったくもって、いい作品です。全3巻の長い小説ですが、一気読みです。... 2007年6月7日 十六夜亭
小説 『しゃべれどもしゃべれども』佐藤多佳子 久しぶりに「いー本」に出会った感じです。 軽ーい文章がスゥーッと頭に入ってきます。 若い落語家が主人公で、その日常と彼の周辺の人々との交わりを描いたものですが、すごく良い。 結構、泣かせるところもあり... 2007年5月30日 十六夜亭