
ミステリーの記事一覧


柚月裕子の『孤狼の血』である。 昨年の第69回日本推理作家協会賞受賞作。 読み始めて最初の印象は、こなれていないという感じだろうか? 文章に「遊び」がない。 カッチリしているといってもいい。 ちょっと...

ドン・ウィンズロウの『ザ・カルテル』である。この作品も、前作に劣らず上下巻で1200ページを超える大作である。「この作品も」というのには訳があって、本作は2009年に...

フランスのミステリー作家、ピエール・ルメートルの『悲しみのイレーヌ』である。 ルメートルは本作の前に発表された『その女アレックス』という作品でミステリー関係の賞を総なめし、2014年の日本の読書界を...

ジェフリー・ディーヴァーの『スキン・コレクター』である。基本、ジェフリー・ディーヴァーは嫌いではないが、その緻密なストーリーや濃密な文章のせいか、読むのには少々、覚悟が必要な気分がある。そんな訳で...

橘玲の『タックスヘイヴン』である。いや、面白い。 著者お得意の国際金融ミステリーである。 この作家、もうちょっと作家としての評価を得ていいのではないだろうか?...

ゴールデンウィーク中、特に予定とかもないので活字に溺れてみようかと選んだのがテリー・ヘイズ『ピルグリム』。 アマゾンでの評判を見ても星五つが並んでいる。 本の帯を見ても、期待できそうな惹句が並んでいる...

名作の誉れ高いグレアム・グリーンの『ヒューマン・ファクター』である。 11月の雨のハイドパークのように静かな小説だ(行ったことないけど)。 ジョン・ル・カレのスパイ小説も静かだが、それの兄貴分といった...

ピエール・ルメートルの『その女アレックス』である。「週刊文春2014年ミステリーベスト10」1位、「ミステリが読みたい!」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位に...

誉田哲也のミステリー小説「ブルーマーダー」である。 テレビドラマや映画にもなった人気の姫川玲子シリーズ第6作。 ドラマも映画も観ていないにもかかわらず、主人公の姫川玲子を演じた竹内結子、菊田という玲子...
検索
スポンサーサイト
最近の記事
最近のコメント
- 『ペスト』カミュ に 武田五郎 より
- 『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦 に 数(自然数)は、幽霊である。 より
- 『サラバ!』西加奈子 に マリッシュ より
- 『空海の風景』司馬遼太郎 に 数(自然数)は、幽霊である。 より
- 『空海の風景』司馬遼太郎 に 式神自然数 より