ミステリー 『タックスヘイヴン』橘玲 橘玲の『タックスヘイヴン』である。いや、面白い。 著者お得意の国際金融ミステリーである。 この作家、もうちょっと作家としての評価を得ていいのではないだろうか?... 2016年5月1日 十六夜亭
ミステリー黒川博行 『後妻業』黒川博行 タイトルにもなっている後妻業という言葉は本書ではじめて知ったが、読んでみれば数年前に関西で実際にあった連続殺人のことが、すぐに脳裏に浮かんだ。 確か事件を起こした犯人の老女(熟女だったか?)は結婚相談... 2015年5月24日 十六夜亭
ミステリー 『ピルグリム』テリー・ヘイズ ゴールデンウィーク中、特に予定とかもないので活字に溺れてみようかと選んだのがテリー・ヘイズ『ピルグリム』。 アマゾンでの評判を見ても星五つが並んでいる。 本の帯を見ても、期待できそうな惹句が並んでいる... 2015年5月3日 十六夜亭
ミステリー翻訳スパイ小説 『ヒューマン・ファクター』グレアム・グリーン 名作の誉れ高いグレアム・グリーンの『ヒューマン・ファクター』である。 11月の雨のハイドパークのように静かな小説だ(行ったことないけど)。 ジョン・ル・カレのスパイ小説も静かだが、それの兄貴分といった... 2015年4月5日 十六夜亭
ミステリー翻訳本屋大賞 『その女アレックス』ピエール・ルメートル ピエール・ルメートルの『その女アレックス』である。「週刊文春2014年ミステリーベスト10」1位、「ミステリが読みたい!」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位に... 2015年3月1日 十六夜亭
ミステリー 『ブルーマーダー』誉田哲也 誉田哲也のミステリー小説「ブルーマーダー」である。 テレビドラマや映画にもなった人気の姫川玲子シリーズ第6作。 ドラマも映画も観ていないにもかかわらず、主人公の姫川玲子を演じた竹内結子、菊田という玲子... 2014年11月2日 十六夜亭
ミステリー黒川博行 『螻蛄(けら)』黒川博行 黒川博行の『螻蛄(けら)』である。 先月読んだ『破門』が面白かったのがきっかけで、最近は黒川博行づいている。 今回の作品も、安定した面白さ。 『破門』同様、疫病神シリーズといわれる作品で、これは第4弾になる。 シリーズにはなっているが、この作品も一冊で完結の内容になっているので前作を読んでなくても問題なく読める。 自称... 2014年10月15日 十六夜亭
ミステリー黒川博行 『離れ折紙』黒川博行 黒川博行の『離れ折紙』である。 先月読んだ『破門』という小説が面白かったので、つい、また同じ著者の小説を読んでしまった。 今回のは、人間の欲望渦巻く美術界を舞台にした6編の短編集。 各々の短編はアールヌーヴォーの工芸から、日本刀、浮世絵、日本画など話の中心となる美術品は異なるが、登場人物や舞台が一部重なっているところが... 2014年9月15日 十六夜亭
ミステリー直木賞黒川博行 『破門』黒川博行 黒川博行『破門』を一気に読了。 本作はつい先日、第151回直木賞を受賞した。 賞をとるだけあって、最近、読んだ小説の中では飛び抜けて面白かった。 タイトルだけ見ると、ちょっと堅い小説なのかと思ったが、まるで正反対のエンターテイメント。 リーダービリティも高く、一気に物語に引き込まれた。 オモロイ! ワロタ! 内容は大阪... 2014年8月16日 十六夜亭
ミステリー 『KGBから来た男』デイヴィッド・ダフィ デイヴィッド・ダフィの『KGBから来た男』である。 タイトルからするとスパイアクションモノを想像するが、チャンドラーの系譜に連なるような、かなりちゃんとしたハードボイルドだった。 ミステリーでロシアが登場するとなれば、当然、vsアメリカ(西側)というエスピオナージの構図が定番だったが、本作はニューヨーク在住のKGBでス... 2014年2月11日 十六夜亭
ミステリー 『64(ロクヨン)』横山秀夫 横山秀夫『64(ロクヨン)』である。『このミステリーがすごい! 2013年国内編 1位』、『2013年 週刊文春ミステリーベスト10 1位』、『2013年本屋大賞 2位』という屈指のミステリー。昨今のライトノベルまがいの... 2013年12月23日 十六夜亭
ミステリー 『教場』長岡弘樹 長岡弘樹の『教場』である。 今年の「このミステリーがすごい!」で国内篇の第2位になった作品。 そうしたこともあり、地元の図書館で見つけたときに迷わず手にとる。 舞台は警察学校。 物語は、各々、独立した短編で構成されているが最初にプロローグ的なエピソードがあり最後にエピローグで締められているので連作として読むのだろう。 ... 2013年12月15日 十六夜亭
ミステリー翻訳 『007 白紙委任状』ジェフリー・ディーヴァー ジェフリー・ディーヴァーの『007 白紙委任状』である。著者はリンカーン・ライムシリーズで有名な、あのジェフリー・ディーヴァー。 緻密なミステリーを書くアメリカのベストセラー作家だ。 本来、007シリーズは... 2013年12月8日 十六夜亭