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村上龍の『半島を出よ』である。本作は第59回毎日出版文化賞及び第58回野間文芸賞を受賞。上下巻で1000ページを超える厚い本だ。ものすごく久しぶりに読む村上龍の作品である。...

正月、早々『愚か者死すべし』である。 歯の浮くようなキザなセリフ。 あくまでも、原尞という作者流の男の美学に彩られた作品である。 セリフやプロット、女性を含めた脇役にいたる全ての登場人物の行動パターン...

遅ればせながら大ベストセラーのダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」を読む。 「買うまでもないだろうな」と思い、そのうち図書館で借りてやろうと思っていると今月初めに県立図書館で見つけた。 しかも『ダ・...

司馬遼太郎の『空海の風景』である。 司馬の作品は大好きだが、この作品は、正直、とっつきにくい印象があり、なかなか手をだせずにいた。 しかし、いざ読んでみるとぐいぐいと引き込まれるように読んでしまった。...

終日、山形市にある県立図書館で過ごす。 昼食後、図書館にもどり奥田英朗「空中ブランコ」(文芸春秋)を一気に読了。 「軽妙洒脱」という四文字熟語があるが、まさにそんな感じ。 異なる章ごとに、跳べなくなっ...