隆慶一郎の『一夢庵風流記』です。 『花の慶次』という少年ジャンプに掲載された漫画の原作になった小説です。 漫画の主人公は『北斗の拳』のケンシロウのような顔をした人物でした。 この漫画のおかげで主人公の前田慶次郎は一躍有名になりました。 当時、この漫画は読んでいませんが漫画の存在自体は知っております。 物語は戦国時代末期...
歴史・時代小説の記事一覧
司馬遼太郎の『世に棲む日日』である。吉田松陰と高杉晋作の生き方にを描いた物語である。司馬遼太郎のエッセイを読んでかねてから心に残る言葉があった。「吉田松陰の母親のお滝は自分の孫に『松蔭叔父のようにおなり』と...
宇江佐真理の『卵のふわふわ -八丁堀喰い物草子・江戸前でもなし-』です。タイトルに惹かれて手にとりました。読みきりの短編が集まって一編の長編を成すような小説です。各短編のタイトルをよくみると「秘伝...
司馬遼太郎の『空海の風景』である。 司馬の作品は大好きだが、この作品は、正直、とっつきにくい印象があり、なかなか手をだせずにいた。 しかし、いざ読んでみるとぐいぐいと引き込まれるように読んでしまった。...