歴史・時代小説 『一夢庵風流記』隆慶一郎 隆慶一郎の『一夢庵風流記』です。 『花の慶次』という少年ジャンプに掲載された漫画の原作になった小説です。 漫画の主人公は『北斗の拳』のケンシロウのような顔をした人物でした。 この漫画のおかげで主人公の前田慶次郎は一躍有名になりました。 当時、この漫画は読んでいませんが漫画の存在自体は知っております。 物語は戦国時代末期... 2008年7月25日 十六夜亭
歴史・時代小説司馬遼太郎 『世に棲む日日』司馬遼太郎 司馬遼太郎の『世に棲む日日』である。吉田松陰と高杉晋作の生き方にを描いた物語である。司馬遼太郎のエッセイを読んでかねてから心に残る言葉があった。「吉田松陰の母親のお滝は自分の孫に『松蔭叔父のようにおなり』と... 2008年2月17日 十六夜亭
歴史・時代小説 『卵のふわふわ』宇江佐真理 宇江佐真理の『卵のふわふわ -八丁堀喰い物草子・江戸前でもなし-』です。タイトルに惹かれて手にとりました。読みきりの短編が集まって一編の長編を成すような小説です。各短編のタイトルをよくみると「秘伝... 2007年10月13日 十六夜亭
歴史・時代小説藤沢周平 『海鳴り』藤沢周平 藤沢周平の『海鳴り』です。 著者の作品は何冊も読んでいますが、彼の作品の中ではめずらしく暝い小説です。 主人公は老齢に指しかかった商人という市井の人です。 この主人公が引き起こす不倫の話を軸にした人情話のような恋愛小説です。 こうした、不義というか不倫の小説を読むにつけ思うのは「人の心に戸はたてられないなぁ」ということ... 2007年9月14日 十六夜亭
歴史・時代小説 『信長の棺』加藤廣 織田信長の伝記『信長公記(しんちょうこうき)』の作者、太田牛一を主人公にした作品である。 牛一は織田信長に使えた実在の人物。 信長の死後、豊臣秀吉に使え 牛一が「信長の遺骸がどこに消えたか」というミス... 2006年1月29日 十六夜亭
歴史・時代小説司馬遼太郎 『空海の風景』司馬遼太郎 司馬遼太郎の『空海の風景』である。 司馬の作品は大好きだが、この作品は、正直、とっつきにくい印象があり、なかなか手をだせずにいた。 しかし、いざ読んでみるとぐいぐいと引き込まれるように読んでしまった。... 2005年5月5日 十六夜亭