森見登美彦『太陽の塔』
森見登美彦『太陽の塔』
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森見登美彦の『太陽の塔』です。
パワフルでポップで疾走感のある文体。
文章もユニークだけど、どこか格調の高さを感じさせる。
初めて読む作家ですが、妙にそそられ、クセになりそうでなりそうです。
というか、その、才能にビックリ。

京都大学農学部の5回生で現在、自主休学中の学生(私)が主人公の物語。
言ってみれば、主人公が、かつて振られた恋人を追いかけまわす(ほぼ、ストーカーともいえる)という青春小説である。
主人公が思いをはせるヒロインや恋敵、友人たちが入り乱れ、そして、季節は巡る…。

小説には京都の町がよく描かれていて住んだことはないけど京都に住みたくなる。
また、京都大学の学生という、東大生とも違う一風変わったインテリ学生たちの生態や思考がユーモラスに投影されていて笑える。
よい本かと聞かれれば「ウーン」と唸っちゃうが「面白い本か」と聞かれれば「面白い本です」と答えます。
ハマってしまった…。

作者は、京都大学農学部出身という主人公を地で行くような経歴をもち、在学中に本作を執筆。
第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞

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