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センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~

福岡伸一と阿川佐和子の対談集、『センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~』です。
福岡伸一と阿川佐和子という組み合わせにやや唐突な感じを受けたが、硬軟おりまぜた、なかなか、よい対談集だ。
全体に福岡伸一がこれまで書いた本のおさらいと言った感じがしないでもないが、中学生や高校生が手にするにはオススメ。

「センス・オブ・ワンダー」といえば、とりあえず『沈黙の春』という著書で農薬の害を説いたレイチェル・カーソンの著作を思い出す。
一方で高校生の頃SF小説を読み耽っていた自分にとっては「センス・オブ・ワンダー」といえばSFにおける「へぇ~」とか「ほー」とか「ま、まさか!」といった、自分の理解や認識を超えた部分に感動したりする心もち(なかなか、この概念を説明するのが難しい)のことがピンとくる。
この対談を読むと、幼少期に自然に楽しんだり読書をしたりすることを通じ、この「センス・オブ・ワンダー」の体験をいくつも重ねることが、よき大人を形成するものなんだと感じ入る。

また、福岡伸一の著作を読むといつも思うのだが普通の理系の学者には、なかなか、こういう文系的な思考のできる人は少ないのでなかろうか?
理系のことを書いているにもかかわらず、文系的なアプローチが随所に見られる。
対談の内容を読むと、福岡伸一自身も言ってる通り生物学と言う理系の世界ではアウトローにならざろうえないだろうなと心配してしまう。
ちなみに著書で二人が触れているバージニア・リー・バートンの『せいめいのれきし』という絵本は読んでみたいと思った。

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