香澄堂書店:最上義光歴史館の向かいにある
香澄堂書店
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正統派の古書店の香りがする

壽屋(現サントリー)の広報誌だった

壽屋(現サントリー)の広報誌だった

山形美術館で『椿貞雄展』を観たあとに、以前からずっと気になっていた香澄堂書店という古書店に入ってみた。
ちょうど、霞城公園の東大手門から伸びている道路を7・80メートルほど東へ上った信号のところにある古本屋さんである。
レトロっぽい麗雅宋のような書体で描かれた「香澄堂書店」の看板が印象的。

高校生の頃は山形市にも数軒の古本屋があり、よくはしごしたものだが、そうした古本屋はみな店を閉じてしまった。
なかでも十日町のバス停の傍にあった積文堂古書店にはしょっちゅう通った。

最近は郊外のブックオフにおされて、こうした街の古本屋はもちろん新刊書を扱う本屋にとっても、ずいぶん厳しい状況なんだろうと思う。
かくいう自分もブックオフの500円均一セールにはよく出かけ、こういう状況に拍車を掛ける片棒を担いでいるわけだが…。

一歩、店に入るとそこは昔ながらの正統派の古本屋である。
由緒正しき古書店の香りがする。
本はよく整理されていて、昔懐かしいパラフィン紙でつつまれた本も多い。
店主は、まだ若く30代ではないだろうか?
30代でこうした古本屋を開くことができるのはうらやましい。

開高健のサイン入りの『洋酒天国』

サントリー博物館文庫として発行された『洋酒天国(1号)』の初版本に敬愛する開高健のサインがあったので、2号とあわせて購入する。
1号が800円、2号が700円。
言ってみれば、どちらもオリジナルの洋酒天国のダイジェスト版のような本である。

開高健のサインがある

開高健のサインがある

元々、洋酒天国は1956年4月に壽屋(現在のサントリー)から創刊されたPR誌。
創刊には開高健やイラストレーターの柳原良平などが携わり、のちに山口瞳なども編集に参加した。

1号の目次をめくると薩摩治郎八の「おとぼけ回想記」などとある。
薩摩治郎八といえば、戦前のパリ社交界でバロン薩摩として知られ、散財しまくり豪遊しまくった大富豪である。
このサントリーのPR誌が只者でない事が伺える。
ちなみに、このサイン本物かなぁ? ちょっと不安?

※香澄堂書店のホームページ

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