マイクル・クライトン『恐怖の存在』
マイクル・クライトン『恐怖の存在』
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マイクル・クライトン『恐怖の存在』(上・下)早川書房を読む。
この本を読むと「はたして、地球は本当に温暖化に向かっているのだろうか」という疑問が普通にわいてくる。
地球温暖化や環境問題というのは、毎日のように様々なメディアで取り上げられ、地球は温暖化していると当然のように思い込んでいるところがある。
この小説は、こうした常識とも思われる趨勢に一石を投ずる作品である。

作者は実際のデータに基づき、二酸化炭素の排出による温暖化はおきていないという立場でストーリーを進めていく。
何事も「物事の真意をよく理解せずに受け入れる」ことはよくないと警鐘を鳴らしているわけである。
個人的には、いずれにしても地球に優しい生活を送ることはよいことだと思う。
作品自体としては、もっと丁寧に作りこんだほうがよかったかなと感じる。

ちなみに筆者はあの大ヒットした映画『ジュラシック・パーク』の原作者である。
このマイクル・クライトンという人はとても才能のある人で、この人の書いた本は、大体、何を読んでも面白い。
ハーバード大学を卒業した医学博士でもある。

彼の作品を最初に読んだのは高校生のころだったと思う。
早川書房のSF文庫で『アンドロメダ病原体』という本だった。
『アンドロメダ病原体』は小説としてもよくできていたが、1971年に映画化されSF映画の傑作としても名高い。

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