池波正太郎『剣客商売』
池波正太郎『剣客商売』
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現在、池波正太郎の剣客商売シリーズの5巻目となる『剣客商売-白い鬼』を読み終わったばかりである。
すっかり、池波正太郎の『剣客商売』に魅入られてしまった。

時代小説の巨匠に、こういうのも失礼だが、読んでいて「上手いなぁ」と思う。
今どきの文体というわけではないが、文章に過不足がない。
行間が生きているという感じがする。
サービス過剰という感じがないのである。
客あしらいがうまいとでもいうのだろうか。
読者の想像力を、ちょうどいい塩梅でかきたてる。
そのあたりが、読んでいて小気味よい。

主人公の秋山小兵衛(あきやま こへえ)は無外流の道場を構えていたが、隠居し悠々自適の身分。
様々な登場人物が、彼のところに事件や相談事を持ち込む。
小兵衛と、後妻となった年の離れたおはる、息子の大治郎、女剣客の佐々木三冬らが、江戸を舞台に人助けのため奔走する。

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正直、いえば『剣客商売』は、もう少し歳を取ったらゆっくりと愉しみながら読もうと思っていた。
そんなわけで主人公の老剣客、秋山小兵衛を藤田まことが演じたテレビドラマがあるのは知っているが観たことはない。
(個人的には秋山小兵衛が藤田まことというは、やや、イメージが違うのだが…)

が、しかしシリーズ第1巻を手にしたのが過ちだった。
仕事と飯を食べる時間以外は『剣客商売』を手にしている。
これは、まずい。
これじゃ、テレビゲームにハマったこどもと同じだ。
全部、読みきるには16巻。
どーすんの!

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