「暮しの手帖」の第1号
「暮しの手帖」の第1号
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おおっ!『暮しの手帖』の創刊号、発見!

山形県立図書館の帰り、駐車場までの途中にある紙月書房という古書店に寄る。
そこで『暮しの手帖』の第1号を見つけたので思わず買ってしまう。
価格は1,500円也。
奥付をみると発行は昭和23年9月20日。
定価は百十円とある。
シミだらけで程度はよくないがお手ごろ価格だったので衝動買い。

暮しの手帖の第1号目次

暮しの手帖の第1号目次

雑誌づくりの良心が伺える

表紙の裏には

これは あなたの手帖です
いろいろのことが ここには書きつけてある
この中の どれか 一つ二つは
すぐ今日 あなたの暮しに役立ち
せめて どれか もう一つ二つは
すぐには役に立たないように見えても
やがて こころの底ふかく沈んで
いつしか あなたの暮し方を変えてしまう
そんなふうな
これは あなたの暮しの手帖です

とある。

このキャッチフレーズは今も変わらない(はずだったと思う)。
中のページを見るとやはり、企業広告は一切ない。
この雑誌は家電製品や食品、ファッションなどの商品テストなどを行うので中立性を保つために広告に外部企業はなく、あるのは自社の出版広告のみである。
目次には川端康成や田宮虎彦、戸板康二などの作家やエッセイストの名前がある。
昔、小学生の高学年頃から中学生の頃にかけて母親が『暮しの手帖』を購読していた。

若い夫婦などに読んで欲しい

暮らしの手帳の第1号の奥付

奥付

当時は、この雑誌に対する特別な想いみたいなものはなかったけど、暇があると眺めたり読んだりしていた。
中学生だったにもかかわらず、商品テストやいろんなレシピのコーナーはもちろんだけど、吉兆の主人だった湯木貞一氏(当然、当時はどんな人か、どんな店かも知らなかった)のコラムや読者の投稿のコーナーなども面白かった。
雑誌としても、漠然といい雑誌だなぁと思っていた。
この雑誌を読まなくなって数十年になるが、それでも、心のどこかに雑誌としての一つの理想のイメージとして『暮しの手帖』というものがある。
最近の『暮しの手帖』がどんな風になっているかは知らないが、初代編集長の花森安治の遺志を受け継いでいるようなら、若い夫婦などには、ぜひ、読んでもらいたいと思う雑誌である。

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