ミステリー 黒川博行 『悪果』黒川博行 黒川博行の『悪果』です。 「あー、面白かった」といって読み終えることができる、このところ、お気に入りの作家です。 黒川博行の小説は、すべての作品がとはいわないが、いつも、上手いなぁと思わせる。 何よりも登場人物たちが交わす大阪弁のやり取りが生き生きとしている。 こういう、キャラクターの血の通った小説を読むと、なんか、ほ... 2022年4月23日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『泥濘』黒川博行 黒川博行の『泥濘(ぬかるみ)』です。 建設コンサルタントの二宮とやくざの桑原コンビが活躍? するバディもののミステリー「疫病神シリーズ」の第7弾。 久しぶりに読む黒川作品です。 主人公の二宮は建設コンサルタント。 その相方、桑原は二蝶会というヤクザの組の若頭補佐。 二人の漫才のような丁々発止の掛け合いは相変わらず面白い... 2019年12月25日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『疫病神』黒川博行 黒川博行の『疫病神』である。 『疫病神』シリーズの第一作。 最近の『疫病神』シリーズを知っている身からすれば、主人公の二宮とやくざの桑原との丁々発止のやり取りが少なく、やや物足りない。 しかし、これは第一作ということもあり、仕方のないところ。 これだけを読んで、本作以降のシリーズを読まないのはもったいない。 疫病神po... 2018年7月1日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『果鋭』黒川博行 黒川博行の『果鋭』である。 元大阪府警のマル暴、堀やんと誠やんのコンビが活躍する『悪果』、『繚乱』に続く第三作。 リーダビリティの高い文章とスピード感のある展開で半日で読了。 著者の作品は数冊読んでい... 2017年5月27日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『落英』黒川博行 やっぱり、面白い黒川博行 彼の作品はいくつか読んでいるが、発行されている順に読んでいる訳ではない。 本作は直木賞を受賞した『破門』の前年に発行された作品だが、やっぱり、読ませる。 疫病神シリーズといわ... 2017年2月19日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『国境』黒川博行 黒川博行の『国境』である。久しぶりに読む黒川作品。とにかく厚い本でウィークデイは読む気になれなかった。本作は主人公の建設コンサルタントを営んでいる二宮と、彼から「疫病神」と呼ばれる暴力団幹部、桑原が登場する「疫病神」シリーズ第二弾。... 2016年5月21日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『後妻業』黒川博行 タイトルにもなっている後妻業という言葉は本書ではじめて知ったが、読んでみれば数年前に関西で実際にあった連続殺人のことが、すぐに脳裏に浮かんだ。 確か事件を起こした犯人の老女(熟女だったか?)は結婚相談... 2015年5月24日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『螻蛄(けら)』黒川博行 黒川博行の『螻蛄(けら)』である。 先月読んだ『破門』が面白かったのがきっかけで、最近は黒川博行づいている。 今回の作品も、安定した面白さ。 『破門』同様、疫病神シリーズといわれる作品で、これは第4弾になる。 シリーズにはなっているが、この作品も一冊で完結の内容になっているので前作を読んでなくても問題なく読める。 自称... 2014年10月15日 十六夜亭
ミステリー 黒川博行 『離れ折紙』黒川博行 黒川博行の『離れ折紙』である。 先月読んだ『破門』という小説が面白かったので、つい、また同じ著者の小説を読んでしまった。 今回のは、人間の欲望渦巻く美術界を舞台にした6編の短編集。 各々の短編はアールヌーヴォーの工芸から、日本刀、浮世絵、日本画など話の中心となる美術品は異なるが、登場人物や舞台が一部重なっているところが... 2014年9月15日 十六夜亭
ミステリー 直木賞黒川博行 『破門』黒川博行 黒川博行『破門』を一気に読了。 本作はつい先日、第151回直木賞を受賞した。 賞をとるだけあって、最近、読んだ小説の中では飛び抜けて面白かった。 タイトルだけ見ると、ちょっと堅い小説なのかと思ったが、まるで正反対のエンターテイメント。 リーダービリティも高く、一気に物語に引き込まれた。 オモロイ! ワロタ! 内容は大阪... 2014年8月16日 十六夜亭