斎藤幸平の『人新世(ひとしんせい)の「資本論」』です。 2021年の新書大賞を受賞した話題の本です。 そんなわけで、手に取ってみました。 久しぶりに読む経済関連の本ですが、いまさらマルクスに類した本を読むとは思いもよりませんでした。 情報量が多く、一気読みという訳にはいきませんでしたが、決して難しいことが書かれているわ...
新書の記事一覧
菅野完の『日本会議の研究』である。およそ十日ほど前に、この本が日本会議という団体から出版停止を求められたというニュースがネット上で話題になった。 なんでも本の内容に事実誤認があるとのことだ。...
著、編は岩手県知事を3期務め、その後、総務大臣に就任した経歴を持つ増田寛也。 この本のベースになったのは政策提言機関である「日本創成制会議」のもとに「人口減少問題検討分科会」が2014年5月に発表した...
アマゾンに注文していた梅棹忠夫編著『日本文明77の鍵』(文春新書)が届く。 以前、図書館で借りた本だが、よい本なので手元に置いておこうと思いアマゾンで古本を注文。 もともと外国人向けに書かれた書物らしく日本という国家を知るための入門書ともいえる内容になっている。 日本の歴史、地理、自然、政治、民族、産業などから77の項...
竹森俊平の『1997年-世界を変えた金融危機』である。 連日株価の暴落と円高が止まらないというニュースが街を賑わしている。 今日のニュースでは日経平均株価はバブル崩壊後の最安値7,607円88銭(終値...
福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』である。サントリー学芸賞受賞作。遠浅の海辺。砂丘が穏やかな弓形に広がる。海を渡ってくる風が強い。空が海に溶け、海が陸地に接する場所には、生命の謎を解く何らかの破片が...