小説ホラー 『残穢』小野不由美 小野不由美の『残穢』である。 「残穢」は「ざんえ」と読む。 残った穢(けが)れということですね。 第二十六回山本周五郎賞受賞作。 ノンフィクションのようなフィクションのようなマジックリアリズム的な不思議な小説。 そんな訳で小説としてもホラーとしても、ちょっと異色。 発端は主人公の知り合いのライターからもたらされた、怪異... 2013年12月22日 十六夜亭