大鹿靖明の『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』である。2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震により福島第一原子力発電所で原発の歴史において最悪ともいえる事故が発生した。本書は当時の現場や政府の対応と事故の処理をめぐる政府と経済産業...
ノンフィクションの記事一覧
アマゾンに注文していた梅棹忠夫編著『日本文明77の鍵』(文春新書)が届く。 以前、図書館で借りた本だが、よい本なので手元に置いておこうと思いアマゾンで古本を注文。 もともと外国人向けに書かれた書物らしく日本という国家を知るための入門書ともいえる内容になっている。 日本の歴史、地理、自然、政治、民族、産業などから77の項...
角幡唯介の『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』である。 チベットの奥地にある人跡未踏のツアンポー渓谷。 その世界最大といわれる渓谷への単独行による探検旅行記。 著者は早稲田大学の探検部出身。 それにしても、ここの出身者はノンフィクションライターになったり作家になったりと多くの有名人を輩出してるが...
NHK「東海村臨界事故」取材班による『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録』である。 1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工施設「ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所」で臨界事故が発生した。 事故が起きたのは核燃料サイクル開発機構の高速実験炉「常陽」で使うウラン燃料の加工作業中だった。 3人の作業員はステン...
竹森俊平の『1997年-世界を変えた金融危機』である。 連日株価の暴落と円高が止まらないというニュースが街を賑わしている。 今日のニュースでは日経平均株価はバブル崩壊後の最安値7,607円88銭(終値...
福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』である。サントリー学芸賞受賞作。遠浅の海辺。砂丘が穏やかな弓形に広がる。海を渡ってくる風が強い。空が海に溶け、海が陸地に接する場所には、生命の謎を解く何らかの破片が...
中沢新一の『アースダイバー』(講談社)を読む。この本を読むと東京という都市は縄文時代のある時期、陸地はかなりの部分を海に侵食されていたらしい。そしてこの地形に縄文時代から...
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