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藤井太洋の『オービタル・クラウド』です。本作は第35回日本SF大賞、第46回星雲賞日本長編部門、ベストSF2014国内篇第1位と...
とりあえず、言い訳 著者のツイッター等での発言が度々、物議をかもしたり炎上したりしていることは知っているし、彼の思想や発言自体、賛成できない部分は多々ある。 そういう意味では新年の一冊目に読む本が百田...
國重惇史の『住友銀行秘史』である。発売から1週間で10万部を突破したという話題もあり手に取ってみた。 本の扉を開き、最初のページで登場するのが主要登場人物一覧である。 住友銀行のすべての登場人物の役職...
村上春樹の『海辺のカフカ』である。14年ほど積読 新刊が出た当初に購入して最初の数ページを読み、以来、あいだが空いてしまい、なぜか読む機会もなく、これまでず~っと積読になっていた。 本書は2002年の9月発行なので、つまり、14年ほど積読になっていた...
ドン・ウィンズロウの『ザ・カルテル』である。この作品も、前作に劣らず上下巻で1200ページを超える大作である。「この作品も」というのには訳があって、本作は2009年に...
フランスのミステリー作家、ピエール・ルメートルの『悲しみのイレーヌ』である。 ルメートルは本作の前に発表された『その女アレックス』という作品でミステリー関係の賞を総なめし、2014年の日本の読書界を...
菅野完の『日本会議の研究』である。およそ十日ほど前に、この本が日本会議という団体から出版停止を求められたというニュースがネット上で話題になった。 なんでも本の内容に事実誤認があるとのことだ。...
ジェフリー・ディーヴァーの『スキン・コレクター』である。基本、ジェフリー・ディーヴァーは嫌いではないが、その緻密なストーリーや濃密な文章のせいか、読むのには少々、覚悟が必要な気分がある。そんな訳で...
橘玲の『タックスヘイヴン』である。いや、面白い。 著者お得意の国際金融ミステリーである。 この作家、もうちょっと作家としての評価を得ていいのではないだろうか?...
乾石智子の『夜の写本師』です。最近、著者が山形県出身と知り「読んでみたいなぁ」と思っていた一冊。池上冬樹氏が世話人を務める「小説家になろう講座」のおかげが大きいと思うが、このところの山形出身の小説家の...