ジェフリー・ディーヴァーの『007 白紙委任状』である。著者はリンカーン・ライムシリーズで有名な、あのジェフリー・ディーヴァー。 緻密なミステリーを書くアメリカのベストセラー作家だ。 本来、007シリーズは...
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江國香織の『抱擁、あるいはライスには塩を』である。 結構、厚い本で読み始めるまでちょっとした覚悟が必要だった。 著者の書いたものを読むのは初めてだったが想像したとおり女性らしい小説を書く人だった。 女...
養老孟司の『いちばん大事なこと ― 養老教授の環境論』である。 『バカの壁』がベストセラーになった養老先生の環境論。 養老孟司はそもそも解剖学が専門。 その彼が、なぜ環境論なのだろう。 養老先生の趣味は昆虫採集。 昆虫採集をしていると自然や環境のことが肌身で感じられ憂慮せざるをえず、言わずにはいられなくなったということ...
デイヴィッド・ゴードンの『二流小説家』である。 2012年の「このミステリーがすごい! 」(宝島社)、「ミステリが読みたい! 」(早川書房)、「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)で1位になったことや、日本では上川隆也が主演で映画化されたこともあり、ずっと気にはなっていたのだが、近所の図書館に出掛けたら、たまたま...
マイケル・ブースの『英国一家、日本を食べる』である。 県立図書館から借りた一冊。 食べ物のことを書いた本は、いつ読んでも面白い。 著者はイギリス人のトラベルジャーナリスト、フードジャーナリスト。 パリ...
司馬遼太郎の『項羽と劉邦』である。むかし途中まで読んで、なかなか乗りきれずフェードアウトしてしまったので、再チャレンジ。簡単なメモを作りながら最後まで読み通したが、やっぱり他の司馬の作品と比べると...
今週の月曜に伺ったお客様が、横山光輝の漫画『殷周伝説・太公望伝奇』全22巻を貸してくれました。 そんな訳で昨日から今日の午後にかけて一気に読み終える。 疲れた…。 物語のベースになっているのは中国明代...
高野和明の『ジェノサイド』である。 なかなか文庫化もされず、ずっと図書館で探していたので県立図書館でたまたま見つけたときはラッキーと思った。 2012年本屋大賞2位。 第2回山田風太郎賞、第65回日本...
おおっ!『暮しの手帖』の創刊号、発見! 山形県立図書館の帰り、駐車場までの途中にある紙月書房という古書店に寄る。 そこで『暮しの手帖』の第1号を見つけたので思わず買ってしまう。 価格は1,500円也。 奥付をみると発行は昭和23年9月20日。 定価は百十円とある。 シミだらけで程度はよくないがお手ごろ価格だったので衝動...
大鹿靖明の『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』である。2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震により福島第一原子力発電所で原発の歴史において最悪ともいえる事故が発生した。本書は当時の現場や政府の対応と事故の処理をめぐる政府と経済産業...
アマゾンに注文していた梅棹忠夫編著『日本文明77の鍵』(文春新書)が届く。 以前、図書館で借りた本だが、よい本なので手元に置いておこうと思いアマゾンで古本を注文。 もともと外国人向けに書かれた書物らしく日本という国家を知るための入門書ともいえる内容になっている。 日本の歴史、地理、自然、政治、民族、産業などから77の項...
左は『洋酒天国』の第10号、右は映画『月山』のパンフレット。 いずれも山形市にある香澄堂書店という古書店で購入。 洋酒天国はセロハンの袋に入っていて価格は500円。 床に置かれた段ボール箱に無造作に置かれていた。 B5版、60ページ弱の薄い冊子だ。 自宅に帰り、袋を開け奥付を見ると発行は昭和三十二年一月二十五日とある。...
司馬遼太郎記念館の前の道路で写真を撮っていると、入り口で案内をしてくださるボランティアの方であろうオジサンが「ここを撮るといいですよ」と表札を指をさしてくれた。なんでも司馬遼太郎...