『殷周伝説・太公望伝奇』横山光輝
横山光輝『殷周伝説・太公望伝奇』
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今週の月曜に伺ったお客様が、横山光輝の漫画『殷周伝説・太公望伝奇』全22巻を貸してくれました。
そんな訳で昨日から今日の午後にかけて一気に読み終える。
そのぐらい面白かったとも言えるのだが…
疲れた…。

物語のベースになっているのは中国明代に成立したといわれる伝奇物語の封神演義。
舞台となる時代は中国の殷王朝末期(紀元前11世紀ごろ)。
殷王朝の最後の帝、紂王は妲己(だっき)という側室に惑わされ、酒池肉林といった日々をおくり、政(まつりごと)がおろそかになり世は乱れた。

炮烙(ほうらく)という拷問の方法知ってます…? 
まぁ、それはいいんですけど…。

そうした乱れた王朝を倒そうと周の武王が立ちあがり、その軍師となるのが主人公の呂尚(りょしょう)。
またの名を太公望。

ちなみに釣り好きのことを太公望というが、呂尚が渭水(いすい)という川で釣りをしているときに狩猟に出ていた文王(武王の父)が現れ「吾が太公、子を望むこと久し(我が祖父が待ち望んでいた人物である)」と言われ召し抱えられたという逸話が由来。

オリジナルの封神演義は仙人や道士、妖怪なども登場するエンターテイメントだが、この漫画も仙人や道士は登場するが、かなり史実寄りの内容になっているとのこと。
よって中国史の勉強にもなる。

難をいえば、横山光輝の描く漫画の登場人物ってみんな同じ顔してるんだよね。

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